母がよく言っていた
「ふつうがいちばん」
いちいち深く考えてしまう私は聞くたびに ふつう・日常ってなんだろうって思っていました。
辞書には
ふつう=いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。
にちじょう=つねひごろ。普段。
そんなことは言われなくてもわかっているんだけど、今の自分にとっての「ふつう・日常」って見えにくい。
その「ふつう」や「日常」がいいなって気づく頃は、それらが変化することを知った頃だったりするんだなとぼんやり分かり始めたのは大人になってから。
話は変わりますが、私の中での日常撮影の定義は「そこにただ在る姿や触れ合いを記録する撮影」だと思っています。
こちらから特に何か働きかけることなく「ふつう」をそのまま切り取ること。
全てがそうとは限りませんが簡単にいうとそんな感じ。
もう一方でプロに写真をお願いするということで一般的に求められる写真は
「きちんとした姿でみんな揃ってカメラ目線じゃないと」
「素敵な背景で非日常的な雰囲気がいいな」
「笑顔全開がいいな」
というようなものが多いことも自覚しています。
これらの要素が叶えられる撮影は「お客様のイメージや理想を形にする」種類の撮影だと思っています。
子育て支援センターでの無料撮影イベントの趣旨とお願い
ここからが本題なのですが、子育て支援センターでの無料撮影イベントは自分では気づきにくい「なんでもない日常」を記録するっていいかも。と思ってもらえるきっかけづくりと
自分たちの地域にこんな出張カメラマンがいるんだよ。と知っていただく場として開催しております。
私の中で無償でこのイベントを開催する意義は、そんな場をご提供することが大前提としてあります。
とってもありがたいことに、口コミなどで大勢の方にご参加いただける日がほとんどになってきました。
一方でかなりの順番待ちや支援センター自体の入室待ちが発生してしまっています。
そのため本来の「日常撮影をお伝えする」趣旨から離れ、お待たせしているみなさんとのコミュニケーションも十分に取れない状態が続いておりました。
みなさん小さなお子さんを連れているなか長時間お待たせしていることがとても申し訳ないのと同時に事前にきちんとこちら側の想いをお伝えしていなかった結果だなと反省し、今後の運営の仕方を検討しました。
2023年3月以降は時間枠に対して上限を設けることといたしました。
ご参加にあたり下記のようにご案内を変更させていただきたいと思います。
以下の3点の内容と参加方法をご覧いただきご理解・ご協力をいただけますと幸いです。
※今後の状況によっては少しずつ内容を変更していくこともあるかと思いますが何卒よろしくお願いいたします。
細かいことをお願いするようでとても心苦しいのですが、このイベントを意味のあるものとして続けていくために、これらの点をご理解いただけましたら幸いです。
このイベントを1年ほど続けてきましたが、リピートでご参加いただいたりお友達同士お誘いいただいたりと少しずつ輪が拡がってきていることが何より嬉しいです。
そんなゆるっとな感じで利用してくださる方が、今後もいらっしゃることを願っています。
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